多くの証券会社は、ネット専業はもちろんのこと、窓口業務が中心の大手証券も、パソコンやスマホを使ってインターネットで株を売買できる証券口座を用意しています。
また証券会社の提供するスマホのアプリも沢山出回っています。
スマホで株を始める場合、どういったことに注意すればいいのでしょうか?簡単にスマホだけで株取引を始めることができるのでしょうか。セキュリティ面も含めて説明していきますね^^
スマホだけで株を始めることってできる?
ネット証券で口座を開設し、そのネット証券が用意しているスマホのアプリをダウンロード、インストールし、口座のIDやパスワードなどでログインすれば、スマホアプリで株の情報も見られるし、売買も可能になります。
なので、とりあえずスマホだけで株を始めることは可能です。しかし、スマホだけで株を始めることはおすすめしません^^;
もくじ
スマホだけで株を始めることはむずかしい
まず始めに、もしパソコンを持っていなく、スマホだけで株取引を始めることは難しい、ということをご説明します。
不可能ではありませんが、『機関銃で武装した相手に竹槍で戦うようなもの』なので、おすすめできないのです。
そして逆に、株取引の分析・判断をする情報収集ツールとしては、積極的にスマホを使うべきでしょう。もちろん情報分析ツールとしてパソコンも利用しましょう。
つまりパソコンとスマホは強みが異なるので、両方を有効的に活用して株を始める戦略です。
スマホだけで株取引をおすすめしない理由とは?
1)画面が小さいので株取引をする上でのマーケット情報が限られ、また触っただけでボタンを押せるので、勘違いや間違い(間違って違うボタンを押してしまうなどの誤発注や誤動作)を招きやすい。
2)セキュリティー上、スマホは問題。その携帯性ゆえの紛失・盗難リスクや、アプリを通してのウイルス感染リスクが高い。
の2点です。
プロはそもそもスマホを使っていない
証券会社で株を日々売買することを職業としているディーラーやトレーダーは、スマホを使って株を売買していません。
テレビなどでたまに紹介されますが、大画面の液晶モニターをひとり何台もデスクにならべ、様々なチャートやニュース、データを見ながら売買をしているわけです。
株式市場は、プロもアマも同じ土俵で戦う場です。そんなプロに、情報の表示サイズが小さいスマホで太刀打ちなんかできませんよね。
画面が大きいと、分析しやすく誤発注が防げますし、チャートやデータの分析は、画面が大きいパソコンの方が断然いいです。
情報収集のためのサイト、アプリは積極的に使おう!
証券会社に口座を開くと使えるようになる株アプリは、株の売買発注の機能の他にも、会社四季報が無料で見られるとか、世界の経済ニュースが見られるなどの情報収集機能を備えたものが多いです。
おすすめできる証券会社に取引口座を開いて、情報収集につかうことをおすすめします。
>プロもおすすめ!厳選スマホアプリ
Yahooファイナンスなどの株情報アプリもおすすめ
また、Yahooファイナンスなどの株情報アプリもおすすめです。毎朝自動的にその日のニュースが届くなど、機能も秀逸です。このような経済情報の収集は、外出先でも常時行いたいですよね。そのためにはどこでも使えるスマホアプリが便利でおすすめです。
インターネットとつながるパソコン、スマホ、タブレットは、今日の株取引には欠かせないツールです。なぜなら、株は情報収集がとても大切で、時々刻々と変化する世界の経済情勢を収集するために、これほど優れたデバイスはないからです。
口座を開いたネット証券のサイトは、世界の経済ニュースが流れ、情報分析のツールが揃っているものが多いです。
また、スマホアプリにも、株情報専用のものも沢山出回っています。情報を収集することだけを目的に証券会社に口座を開く人も結構いたりします。
スマホのセキュリティ対策とは?
スマホは必ず画面をロックしよう。
株を始めるためのスマホの紛失対策はとても大切です。スマホを紛失された経験って多くの人にあるのではないでしょうか?
一説によるとスマホユーザーの2割がスマホを紛失したり、盗難にあったりした経験を持つそうです。
もし、スマホが他人の手に渡って、勝手に株を売買されたら損害も大きいです。株取引をするスマホには画面ロックを忘れず行いましょう。
特に一定時間以上触らないと自動的にロックされる自動ロックをかけることをおすすめします。
ウイルス対策ソフトをスマホに必ず入れよう。
次に注意することは、株取引に限りませんが、コンピューターウイルスに十分注意することです。今、国家ベースで内外からのサイバー攻撃が起きているのはご存知の通りです。
ウイルスやボット、ワームなどにパソコンが感染すると、そのパソコンが乗っ取られ新たな攻撃元になったり、情報を抜き取られたりすることは聞いていると思います。
しかし、スマホが普及するに従って、ウイルスをばらまく犯罪者たちはその攻撃対象をスマホに移しています。
アカウントが乗っ取られると超キケン!
最悪、ネットバンクやネット証券で、あなたのスマホのアカウントが乗っ取られると、資金そのものが盗まれてしまうかもしれません。
「スマホやタブレットはパソコンじゃないからウイルス感染しないよね」とか「マックはウィンドウズよりも安全」、というのは過去の話です。
最近のアンチウイルスソフトは、マルチデバイスに対応し、ひとつのライセンスを買うと、ウィンドウズにもマックにも、iPhoneにも、アンドロイドにも同じアンチウイルスソフトをインストールできるものが増えています。
ネット証券など金融取引をするスマホには、そのようなソフトを入れ、パソコン同様ウイルス対策を徹底しておくことが肝心です。
『複数の異なったプラットフォームに対応しているマルチデバイス対応のウイルス対策ソフトをパソコンとスマホ両方にいれる』
(注)今日のウイルス対応ソフトの多くはマルチデバイス版があります。無料のものもありますが、スマホでの検出率が低い場合もあり、おすすめできないです。
トレーディングに使うデバイスを制限しよう
次に大切なことは、ネットカフェとか、公共のパソコンとか、あるいは、家のパソコンやスマホ、会社のパソコンなど、複数のデバイスからネット証券のアカウントにログインしないことです。
これもウイルス感染や乗っ取りや情報漏洩のリスクを減らす上で大切なことで、株取引には家の「このパソコン」以外からはしない、などのルールを自ら決めておきましょう。
このようなリスクを減らす方策は、ネット証券だけに限らず、ネットバンクでも同様です。
もしスマホで株取引するなら、iPhoneがおすすめ!
アンドロイドよりも、iPhoneの方が株取引の安全性が高い
株取引にスマホを使う場合、手持ちのスマホがあれば、あえて機種変更したりは必要ありません。アンドロイドであってもiPhoneであってもOKです。
しかし、もし新たに契約したり、またもう一台株取引専用のスマホを契約しようという場合、アンドロイドではなく、iPhoneをおすすめします。
アプリの信頼性が高い
スマホでの株取引にiPhoneをすすめる理由は、その出回っているアプリの信頼性にあります。iPhoneを手がけているアップルでは、アプリのiTunes Storeへの登録・認証の手続きが厳しく、アプリの安全性、信頼性がアンドロイドよりも高いのが特徴です。
iTunes Store、そしてGoogle Playで「人気アプリのランキング」がありますよね。また、まとめサイトやアプリ評価サイトで、「アンドロイドを買ったらまず始めにいれるべきネ申アプリ(神アプリ)」みたいなサイトも人気です。
インストールするアプリは、信頼できるもののみに限定する
金融取引をスマホで行おうとする場合、注意すべきことは、そのスマホにインストールしている他のアプリ(ネット証券の株取引アプリではなく)の信頼性です。
一部のアプリには、スマホから情報を抜き出したり、ウイルスが意図的に仕込まれているものがあります。その怪しいアプリは、規制が緩いアンドロイドに特に多いことが知られています。
面白そうなアプリを探し、自分のスマホに入れまくっている人も多いですよね。でも、取引をスマホでする場合には、ある程度の節操と、本当に信頼できるアプリ以外はインストールしないルールを自分に課すことが大切だと思います。
(注)自分のスマホがアンドロイドであっても、必要以上に怖がることはありません。アンドロイドであっても安全に株取引ができます。
スマホで株を始める時の注意点やコツ まとめ
1)情報の収集に、るスマホアプリは便利。しかし情報を収集し、分析するためには、やはり大画面のパソコンが有利。
2)株の実際の売買の発注は、証券会社のスマホアプリでもできる。しかし、これも誤発注やミスを防ぐ意味で、パソコンの利用がおすすめ。
3)スマホのセキュリティ対策は十分に。ウイルス対応ソフトをインストールする。信用に欠けるアプリを株取引をするスマホに入れない。
4)株のトレーディングに使うデバイスを決めて、それ以外のデバイスからのアクセスはやめる。できれば株取引には、iPhoneがおすすめ。
スマホで株をする場合は、セキュリティ対策は必須!使い方に気を付けながら、情報収集やトレードをしましょうね^^
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