オーナーズブック(ownersbook)は、不動産案件特化のソーシャルレンディング業者です。
運営企業は、ロードスターキャピタル株式会社。2017年9月28日東証マザーズに上場したことで、上場企業の仲間入りを果たしました。
ベンチャー企業の多いソーシャルレンディング業界で、東証に上場しているという安心感は抜群にありますね。また、公式ホームページに財務状況の報告があり、健全な経営を行っている旨を窺うことができます。
ここでは、ソーシャルレンディング投資家の注目を集めるオーナーズブックについて詳しく解説していきますね!
もくじ
オーナーズブックと他社の不動産クラウドファンディングとの違い
運営元のロードスターキャピタル株式会社は、不動産投資や不動産コンサルタントを行っていた企業です。不動産運営について知識の深い企業で、不動産に対して他社より強みがあります。
他社は融資型クラウドファンディングの目的のために運営会社を設立していますが、オーナーズブックは不動産の投資を行っている企業が資金を集めるために融資型クラウドファンディングを利用しています。
不動産のプロ集団が運営しているクラウドファンディングなので、より専門性が高いので収益も安全性も期待できます。オーナーズブックの貸付型と、エクイティ型の2種類の投資法が選ぶことができます。
貸付型とエクイティ型(投資型)とは?
オーナーズブック(ownersbook)の貸付型と、エクイティ型の違いについて詳しく説明していきましょう。
以下はオーナーズブック公式サイトに掲載している融資型とエクスティ型の違いについて。
貸付型は、クラウドファンディングで集めた資金を使って、お金を借りたい企業に対して不動産を担保にとって融資をします。投資家の皆様は融資に対する利息と元本をOwnersBookから配当として受け取ります。
エクイティ型は、クラウドファンディングで集めた資金を使って、単数または複数の特別目的会社(SPC)を経由して、不動産信託受益権を購入します。投資家の皆様は物件の運用中の賃料収入や不動産信託受益権の売却による売却益をOwnersBookから配当として受け取ります。
難しく感じたかもしれませんが、リスクとリターンについてカンタンに説明しましょう!
エクイティ型案件は、不動産の賃料収入や売却利益が配当の原資になります。したがって、購入時よりも高く売却できれば分配金が増えるメリットがありますが、逆に購入時よりも安く売却すると元本の一部またはすべてが損失です。
つまり、エクイティ型案件は貸付型案件に比べて変動が大きくなることを意味します。
借り手にとっての違いについても確認しておきましょう。
貸付型は借り手にとっては債権になり、借金ということです。一方、エクイティ型は投資型の名のとおり、借り手にとっては借金になりません。
投資先の会社が倒産しても投資金すべてが戻ってこないことは当たり前ですよね。つまり、投資家は回収不能になってしまうリスクが増えてしまいました。
融資型案件はローリスクローリターンでしたが、エクイティ型はミドルリスク・ミドルリターンになったと考えればわかりやすいのではないでしょうか。
このようにオーナーズブックは貸付型とエクイティ型があり、他の不動産クラウドファンディングとは少し異なった部分があることも覚えておきましょう。
オーナーズブック(ownersbook)の評判・特徴
オーナーズブック(ownersbook)の評判や特徴はどうなっているのでしょうか。
ここでは口コミの評判や会社の特徴から人気の秘訣を探り、どのような点が人気になっていたり評価に繋がっていたりするのか、徹底的に調査しました。
以下の項目にそれぞれ分類して詳しく解説していきますね。
- 不動産のプロ集団
- 東証マザーズ上場企業
- 幅広い利回りを提供
- 不動産を担保にしたリスク軽減
- 財務状況を確認可能
- 投資家同士のSNS機能
不動産のプロ集団
オーナーズブックの運営元はロードスターキャピタル株式会社で、不動産のプロ集団。不動産鑑定士といった不動産の目利きを保証する資格を所有する社員らが、東京エリアを中心に厳選した案件を提供しています。
代表取締役社長の岩野達志氏は、東京大学在学中に不動産鑑定士の資格に合格しました。のちに一般社団法人日本不動産研究所に就職しただけでなく、ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン有限会社に転職すると、資産を運用する部門で経験を積み上げました。
その後、ロードスターキャピタルを立ち上げ、2年後にはソーシャルレンディング事業のオーナーズブックを設立しました。
このように代表取締役社長から徹底した不動産畑に身を置いてきた人たちが厳選した投資商品なので、信頼できる部分は多いのではないでしょうか。
東証マザーズ上場企業
オーナーズブックの運営元、ロードスターキャピタルは東証マザーズ上場企業。ソーシャルレンディング業者は、ベンチャー企業もあり、上場していない企業も少なくありません。
一方、オーナーズブックは上場企業なので、信頼感は高くなりますよね。また、上場するためには上場可否の審査を受けるため、第三者機関が認めているという安心感もあります。
このようにオーナーズブックは上場企業という点から、多くの投資家から評価を受けています。
幅広い利回りを提供
オーナーズブックの利回りは、4.8%〜14.6%と幅が広いです。
ただし、基本的に5%前後の利回りの案件が大半で、高利回りを謳っているおーシャルレンディング業者ではないでしょう。一般的なソーシャルレンディング業者の平均利回りは、7%前後だと考えると、決して高い利回りを誇っているわけではありません。
ただ、オーナーズブックは不動産を売却して利益を得るスタイル。予定していた価格以上で売却できれば、お習字に設定していた利回りよりも高くなることもあり得ます。
不動産を担保にしたリスク軽減
オーナーズブックは、不動産付き担保案件です。
担保に不動産があれば、貸し倒れが起きたときでもリスクは減りますね。というのも、担保の不動産を売却すれば投資家に出資金を戻せます。
ただし、すべての投資金を戻すことを保証しているわけではありません。
あくまで不動産を売却した価格から投資家にそれぞれ返還されますので、案件募集時よりも不動産の価値が下がっていれば、思っていたよりも投資金が戻ってこないという可能性はあります。
財務状況を確認可能
ソーシャルレンディング会社は、財務状況を公開していない場合が多いです。
一方、オーナーズブックは東証マザーズに上場していますので、Webサイト上で財務状況を確認できます。会社の財務状況を知ることができれば、投資家はオーナーズブックが順調に経営できているか調べられますね。
この点は高く評価されていて「順調な経営状況の会社なら安心して投資金を預けられる」といった口コミや評判につながっています。
投資家同士のSNS機能
オーナーズブックの独自機能に登録した投資家のみが参加できるSNS機能があります。投資家同士で投資状況や個人的なチャットができます。
SNS機能は岩野社長が参加していることもあり、気持ちや要望について直接伝えられるのは嬉しいですね。
オーナーズブックで投資ができない理由
オーナーズブック(ownersbook)で投資ができないという投資家の声が増えてきました。
これはオーナーズブックがソーシャルレンディング事業者として評判が高くなったことで、投資家が殺到してすぐに募集額に達してしまうことが原因です。
それだけ評価を受けている点は安心感がありますが、投資ができなければ本末転倒ですよね。
対策としては、事前に入金を行っておき、案件の募集開始時間の数分前にはパソコンやスマホで準備しておきましょう。また、ログインパスワードや取引用パスワードを暗記しておいて、素早く入力することが大事です。
他にも、募集金額の多い案件を狙うこともメリット。1億円前後の案件はすぐに埋まってしまうパターンが多いですが、3億円前後の案件はそこまですぐに埋まらないことが多いですね。
もちろん案件の詳細についてよく確認することは大事です。でも、上記に示した対策を行えば、とりあえず投資できる機会はできるのではないでしょうか。
オーナーズブックの手数料
投資家は少しでも手数料の安い業者を利用することが大事ですよね。
オーナーズブック(ownersbook)は手数料無料の部分が多く、お得に投資ができます。
以下にオーナーズブックの手数料を挙げてみました。
- 口座開設手数料:無料
- 口座管理手数料:無料
- 案件取引手数料:無料
- 投資口座振込手数料:投資家負担(各銀行の手数料参考)
- 払い戻し手数料(出金):300円+消費税
上記のとおりオーナーズブックは手数料無料の部分が多いです。
投資口座振込手数料は各銀行によって異なりますが、ネット銀行を中心に「月〇回まで振込手数料無料」といったサービスを提供している場合があります。こういったサービスを利用すれば、お得に利用できますね。
また、払い戻し手数料は300円(税別)が発生してしまいますが、一部のソーシャルレンディング業者では500円以上のところもあります。決して高い手数料を提示しているわけではないでしょう。
オーナーズブックのキャンペーン
オーナーズブック(ownersbook)は、基本的にキャンペーンを行わない業者です。
キャンペーンを行わない理由はわかりませんが、余計なコストが発生してしまうことが理由のひとつでしょう。
上記でも説明しましたが、オーナーズブックは案件がすぐに上限に達してしまうほど人気の高いソーシャルレンディング業者。したがって、キャンペーンを行わなくても充分に投資家を集められる自信があるのでしょう。
もちろん今後オーナーズブックでキャンペーンが行われる可能性はありますので、そのときは積極的に参加していきたいですね。
オーナーズブックと税金の関係
オーナーズブック(ownersbook)で利益を得た場合は、税金を支払う必要があります。
利益の得た投資家は自身で確定申告を行う必要があり、放置しておくと脱税になってしまうので要注意しましょう。
ソーシャルレンディングは雑所得に分類され、給与所得者は20万円以上(無職の場合等は38万円以上)の利益が発生すると確定申告の必要があります。
逆に20万円以下の利益であれば確定申告の必要はありませんので、所得税を支払う必要はありません※。
※住民税は別。
雑所得は同年度内であれば他の雑所得と相殺することができます。
ソーシャルレンディング投資同士の相殺や海外FXや仮想通貨、インターネットで副業といったものが雑所得になります。
相殺して20万円以下になれば確定申告の必要はないため、事前に計算しておきましょう。
オーナーズブックのメリット・デメリットまとめ
最後にオーナーズブック(ownersbook)のメリット・デメリットをまとめておきますね。
オーナーズブックに向いている人
- 1万円からの少額投資がしたい
- 担保付き案件に投資がしたい
- 会社の財務状況を確認したい
- エクイティ型投資に興味がある
オーナーズブックに向いていない人
- 高利回り案件しか興味がない
- 出金手数料無料の業者が良い
- お得なキャンペーンに参加したい
以上に挙げたオーナーズブックのメリット・デメリットを参考にしたうえで、投資に参加するか決めてみてはいかがでしょうか。不動産投資をしたいけど、実際の物件を持てない人にはおすすめです!
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