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トラリピ

トラリピ&ループイフダン&iサイクルどっちがいい?連続注文を比較してみた。

手動売買から自動売買が注目を浴び、システムトレードという言葉に興味がある投資家の人は増え続けています。

当初はミラートレーダーが人気になり、多くのFX会社が参入しましたが、2016年後半頃から撤退が増加。

代わりに投資家の注目を集めたものが、リピート系発注機能です。

連続発注機能とも言われていますが、もしかしたら「トラリピ」という名称のほうがよく耳にするかもしれませんね。

今回は、リピート系発注機能の中でも注目度の高い「トラリピ」「ループイフダン」「iサイクル」の3種類に絞って詳しく比較、解説していきます(`・ω・´)

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もくじ

通貨ペア数・最低取引単位・スワップ金利の違い

3種類のリピート系発注機能は、以下の証券会社が提供しています。

  • トラリピ=マネースクエア
  • ループイフダン=アイネット証券、ひまわり証券
  • iサイクル=外為オンライン、ライブスター証券

ループイフダンやiサイクルは他の証券会社にもありますが、ここでは代表的な証券会社のツールとして説明していきますね。

トラリピループイフダンiサイクル
通過ペア数11524
最低取引単位1,0001,0001,000
注文方法指値/逆指値指値/逆指値指値/逆指値
値幅/利益幅自由固定自動
損切り自由必須必須
手動決済可能可能可能
手数料(1,000通貨)無料無料20円
スプレッド広め普通少し狭め
スワップ低い高め普通

それでは、まずは3種類のリピート発注機能の通貨ペア数と最低取引単位の違いについてカンタンに触れておきましょう。

 

最低取引単位数の差

最低取引単位数は、1,000通貨※。

※外為オンラインのくりっく365のiサイクル注文は10,000通貨からです。

これは3種類ともに共通しています。

1,000通貨単位であれば数万円あれば資金に余裕がありますし、強制的にロスカットされてしまうリスクを減らすことができます。

 

通貨ペア数の差

通貨ペア数の差は、以下の表を参考にしてくださいね。

トラリピループイフダンiサイクル注文(外為オンライン)
11通貨4通貨24通貨ペア

iサイクル注文の24通貨ペアが最も多いですね。

また、トラリピの通貨ペア数も11通貨あり、この中には高金利でスワップに魅力の高いトルコリラ/円や南アフリカランド/円にも対応。

一方、ループイフダンはたった4種類の通貨ペアのみ。しかもクロス円ばかりでリスクの分散という意味ではイマイチかもしれませんね。

個人的にはトラリピくらいの通貨数があれば、十分だと思っています。

 

スワップ金利

スワップ金利(USD/JPY:買)
トラリピ57円
ループイフダン75円
iサイクル65円

※2018年10月22日のスワップ金利(通貨ペアや日によってスワップ金利は異なりますので、都度確認してくださいね)

保有期間が長ければ長いほどスワップ金利は重要です。

場合によっては、売買益以上の利益になってくることもあるでしょう。

特に高金利通貨ペアでリピート系発注機能を用いる場合は、多くのスワップ金利が支払われる業者のほうが良いですよね。

ここは圧倒的にループイフダンが高いです。ループイフダンはスワップポイント業界最高水準を主張しているくらいなので、自信があるわけですね。

ただし、ループイフダンは南アフリカランド/円といった高金利通貨ペアは取り扱っていませんので、高いスワップを求める人はクロス円の豪ドル/円がおすすめです。

クロス円で長期保有を検討している人は、ループイフダンを検討してみてはいかがでしょうか。

 

手数料

手数料は、トラリピとループイフダンは基本的に無料です※。

※成行注文等に変更した場合は手数料が発生することもあります。

一方、iサイクルは1,000通貨あたり20円の手数料を支払わなければなりません。

単純に手数料だけで考えるとiサイクルは損になりますね。

 

手数料は、トラリピ=ループイフダン>iサイクル

ただし、スプレッドはiサイクルが他に比べて狭いことが多いです※。

※スプレッドは通貨ペアごとで異なりますし、相場急変の際にも広がることがあります。

 

スプレッドは、iサイクル>ループイフダン>トラリピ

毎回手数料を支払ってもスプレッドは狭いほうが良い場合は、iサイクルでも問題ないかもしれません。

ここらへんは個人の投資スタイルや好みの問題になってきますね。

 

 

発注機能の違い

発注機能の違いでは、以下のようなポイントを挙げられます。

  • 注文方法
  • ポジション数/利益幅/値幅
  • 自動損切り

それでは、それぞれの違いについて確認していきましょう。

 

注文方法

3種類ともに指値注文・逆指値注文に対応しています※。

※ループイフダンは2016年9月のバージョンアップまでは成行注文のみでしたが、指値注文・逆指値注文に変更しました。

ただし、ループイフダンとiサイクル注文の初回注文は成行注文。

したがって、発注後にすぐ約定します。

 

ポジション数/利益幅/値幅

まずは以下の表にわかりやすくまとめてみましたので、ご覧ください。

ポジション数利益幅値幅
トラリピ好みの値好みの値好みの値
ループイフダン好みの値選択型選択型
iサイクル注文複数の方式あり複数の方式あり複数の方式あり

トラリピは、ポジション数も利益幅も値幅も自由に設定できます。自由にできるので融通の利いた発注ができますね。

 

ループイフダンは、ポジション数は自由に設定できますが、利益幅と値幅は事前に決まったものを選択する形になります。

カンタンにできる一方、柔軟に対応できない点に不便を感じるかもしれません。

 

iサイクル注文は、ボラティリティ方式・ランキング方式・マトリクス方式があります。

各注文方式は、以下のとおりです。

  • ボラティリティ方式=売り/買いの選択そして過去の変動幅と対象資産を設定
  • ランキング方式=ランキング形式でリストアップした中から選択
  • マトリクス方式=シミュレーションの結果から選択

この中ではトラリピは最大限に自由度がありますね。

その次にiサイクルは複数の選択肢から選べて投資初心者はわかりやすいかもしれません。

 

自動損切り

リピート系発注機能は、基本は長い目線で運用しますのでなるべくロスカットに耐えて運用していくことが主流。

よってロスカットが行われないものを積極的に選ぶべきだということを念頭に置いてください。

トラリピは、損切りの有無をポジションごとに決定できます。

自由度が高いので、投資家にとって魅力を感じますね。

一方、ループイフダンとiサイクル注文は、最初に決まったポジション数を超えればロスカットしつつレンジを移動させ新規ポジションを作ります。

最初に説明したとおり、リピート系発注機能の主流はロスカットに耐えて運用するべきですから、この中ではトラリピがおすすめです。

 

追加機能

発注機能も大事ですが、追加機能も注目しましょう。追加機能によって利益を得やすくなるかもしれません。

具体的に追加機能とは、トレール機能と相場追従機能です。それぞれの違いについて、詳しく解説していきましょう。

トレール機能

トラリピのみ実装しているトレール機能。

トレール機能とは、カンタンに説明すればトレンドに強いものです。

トラリピは一般的にレンジ相場向けですが、トレール機能を加えることで、トレンド相場でも取引機会を狙うことができるんです。

注意点は、トレード幅が0.2円固定と決済注文は成行注文になってしまいますので、小さいトレンドしか発生しない場合は滑ってしまうこともあります。

また、想定レンジを外れるとポジションを取りません。なるべく広い範囲でトラップをしかけるようにしてみるのもいいですね。

 

相場追従機能

ループイフダンとiサイクルは、相場の変動に応じて想定するレンジが変わります。したがって、放置したままでも大丈夫ですね。

問題点は、予想と価格が逆行した際にロスカットを繰り返して相場追従していくので、資金不足に陥ってしまうリスクがあります。

潤沢な資金を用意するように気をつけてみて運用しましょう!

 

ちなみに..。トラッキングトレードも比較すると

FXブロードネットが提供している『トラッキングトレード』は、iサイクル注文とほぼ同じです。

というのもトラッキングトレードは、iサイクルを提供している外貨オンラインからライセンス供与を受けて提供しているからです。

iサイクルはマトリクス方式が使えたり、トラッキングトレードは手数料が安いなど多少の違いはあります。

 

【まとめ】トラリピ・ループイフダン・iサイクルのどっちを選ぶべきか

今回は、トラリピ・ループイフダン・iサイクルの3種類のリピート系発注機能について説明してきました。

どれも魅力的に感じる部分があり、結局どっちを選べば良いのだろうと悩んでしまった人も多いのではないでしょうか。

 

そこで、3種類のツールをタイプ別におすすめしましょう。

  • トラリピ=自由度の高い部分がおすすめ
  • ループイフダン=値幅を選択する形でわかりやすい
  • iサイクル=ボラティリティ方式/ランキング方式/マトリクス方式から選択できて初心者でもカンタン

以上、今回は3種類の人気リピート決済機能について説明してきました。

今後もリピート決済機能を有したFX業者は増えていくかもしれません。

競合他社が増えれば手数料無料化や新しい機能の追加など、まだまだリピート決済機能の市場は賑わっていくかもしれませんね。

私は今のところトラリピのみを使っていて、最初の設定さえすればあとは放置できるので気に入っています^^

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